『子どもを本好きにする10の秘訣』の感想まとめ【291冊の絵本リストが神】

悩むママ

子供には絵本に興味を持ってほしいけど、本屋や図書館には絵本が多すぎる…!
絵本のおすすめリストがあればなぁ…と思っていたたら、本屋で『子どもを本好きにする10の秘訣』なる本を見つけたけど、どんな本だろう?

子供には絵本に興味を持ってほしいけど、本屋や図書館には絵本が多すぎる…!
絵本のおすすめリストがあればなぁ…と思っていたたら、本屋で『子どもを本好きにする10の秘訣』なる本を見つけたけど、どんな本だろう?

…という方向けの記事です。

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カンガルーパパ

「絵本のおすすめリスト」を探していたら、本屋の「読み聞かせ」「幼児教育」コーナーで見つけました!

早速読み終えましたが、この本は間違いなく「絵本選び」や「読み聞かせ」の超優良本ですね!

自分への備忘録含め、感想を以下にまとめますよ。

  • どんな人が書いたか(著者)
  • そもそもどんな本か(内容や要約や感想)
  • どんな人にオススメの本か

それではいきましょう💨

目次

『子どもを本好きにする10の秘訣』の基本情報

本を読むのが好きな子ども
本を読むのが好きな子ども

一言でいえば、学習塾「花まる学習会」のイチオシの「子供を本好きにする」教科書です。

この手の本にありがちな「絵本の読み聞かせは大事なのだ」という肩肘張った感じがなくて、読みやすいですよ。

著者・出版社・出版日など

タイトル子どもを本好きにする10の秘訣
著者高濱 正伸、平沼 純
出版社実務教育出版
出版日2016/11/2

著者:高濱 正伸さん・平沼 純さんのプロフィール

本を読むのが好きな子ども2
本を読むのが好きな子ども2

2名著者がいるわけですが、それぞれAmazonの著者紹介の欄をサマるとこうなります。

  • 高濱 正伸 さんのプロフィール
  • 花まる学習会代表
  • 学力や引きこもりの問題は、思考力と生きる力の不足が原因と確信
  • 幼児教育に必要なのは、さまざまな体験の蓄積だと提唱

※同じく花まる学習会の本『1人でできる子の育て方』の感想は、「『1人でできる子の育て方』の要約まとめ」で書いていますよ♪

  • 平沼 純 さんのプロフィール
  • 慶応大文学部卒、同大学院社会学研究科修士課程修了
  • 国語の専門塾で読書・作文指導、教材開発などに5年間ほど携わり、2012年より花まるグループへ
  • 欧米の「リーディング・ワークショップ」「ライティング・ワークショップ」の手法を取り入れた国語授業も展開

商品説明

次のとおりでして、やや長いですが引用しますね。

外遊びが好きな男の子が夢中になるのはどんな本?
おやつも食べずに夢中になる8分野291冊のブックリスト!
読書の秋に、クリスマスのプレゼント選びの参考に!生まれつき本が嫌いな子どもなどひとりもいません。でも、本に興味関心をもたせるにはちょっとしたコツがあります。
図書館で10冊借りて選ばせる方法、読み聞かせにふさわしい読み方、夏休みの自由研究に役立つ本はこれなど、すぐに役立つ内容が満載です!
本好きなお母さん、教育熱心なお母さんが、つい口にしてしまう、「子どもを本嫌いにさせるNGワード」も必読です!
たとえば、「読み終わったの?感想を聞かせてちょうだい」「また、その本なの?ほかのも読んだら?」などなど。
本が好きか嫌いかは親で決まります。

Amazon商品説明欄より

最後の一言がグサッときませんか?

カンガルーパパ

「本が好きか嫌いかは親で決まります」ですって…?

『子どもを本好きにする10の秘訣』の感想

本を読むのが好きな子ども3

強く印象に残ったパートを、一部内容を引用しながら、2つご紹介しましょう。

絵本リストがすごい

このリストだけで「本書の値段(1,400円 ※税抜)を払う価値がある!」と断言できます。

その絵本の数は計291冊。

大きく以下3つの対象年齢ごとに分けてあり、

  • 入学前~小学1・2年生
  • 小学3・4年生
  • 小学5・6年生

分野は以下の8つです。

  • 命・生き方
  • 科学
  • 冒険・ファンタジー
  • 家族・人間関係
  • 生き物・自然
  • 世界・社会
  • 芸術・感性
  • 昔話・神話・歴史
カンガルーパパ

しかも1つ1つの絵本のオススメのポイントがガチ。

例えば、あなたも読んだことがあるであろう次の3冊がこんな感じで紹介されたら「もう一度読んでみようかな」と思いませんか?

以下、ぼくが引用しつつ要約しつつでご紹介しますね💡

  • 三びきの子ブタ

あの、三びきの子ブタが、それぞれ家を作ってオオカミから身を守るお話ですね。

ワラ(藁)の家、木の家、レンガの家…と続く物語ですよね。

……が、実は原話は違って、三びきの子ブタには母親がいるところから始まります。

母親が「家に食べ物がなくなったから自分で働いて食べていきなさい」と3びきを世の中に出す。

これがそもそもの設定なんです。

さらに原話では、3びきの子ブタのうち、長男ブタと次男ブタはオオカミに家を壊されるのではなく、食われてしまう😱

3男ブタはあの手この手でオオカミを出し抜いて、最後はオオカミを鍋で煮て、晩御飯にしてしまう(!)

カンガルーパパ

まさに、「生きるか死ぬか」というスリルと凄みが感じられる強烈なストーリーなんですね。

  • ピーターパン

ピーターには手下がいることをご存知でしょうか?

その手下の「ロスト・ボーイ」たちは、生まれた直後に乳母車から落ちて行方不明になり、大人になれなくなった存在です。

さて、もしも彼らが「死者」であったなら…。

カンガルーパパ

「子供はどこから来て、どこへ行くのか」という非常に深遠な問いが込められているとしたら、という物語です。

  • あしながおじさん

こう言われたら、驚きませんか?

あしながおじさんの物語は、実は本格的な「ミステリー小説」。

以下、引用します。

主人公に幾度となく手を差し伸べてくれる「あしながおじさん」なる人物は誰なのか、最後の最後で明らかになるという謎解きの話なのです(途中にさまざまな伏線が用意されています)。しかも、ほぼ全編にわたって二人の手紙のやり取りだけでストーリーが構成されている、実に計算され尽くした筋書き。

どうでしょう?

有名な絵本が全部が全部、こんな感じで紹介されていますよ。

カンガルーパパ

「親である自分も読みたいな」と思うほど、それぞれの絵本の魅力が言語化されてるなと感じました。

子供を本好きにする秘訣にドキッとさせられる

本書には「子供を本好きにする10の秘訣」が載っていまして。

ぼく自身が、強く印象に残ったのは次の3点です。

  • まずは大人自身が楽しもう

ハッとさせられますね。

まずは「親である自分が好きな本を子どもに紹介する」スタンス、なるほど。

「子どもにこれを読ませよう」と意気込むのではなく、まずは親である自分が子どもの絵本を読むことが大事。大人が本を楽しむ姿が、なによりも子どもに強く影響します。

  • 感想を無理に聞きださないようにしよう

これまたハッとします笑

確かに、ぼくも初めて映画『タイタニック』を観たときは感動で言葉が出ませんでしたからね笑

そして、深夜に小説を読み終えたときのあの胸いっぱいの不思議な読後感。

子どもにとっても、表現はできないだろうなぁ、と感じます。

そうなのかもなぁと感じます。

子どもが本当に物語に感動したときは、すぐには言葉で表せないもの。本当に自分にとって大切にしたいものは、じっと胸のなかにしまっておくのもいいものです。読み終わったあとの、幸福感に包まれた豊かな沈黙の時間を大切に!

  • ときには子どもの選択も尊重しよう

確かに、「これ読め!あれ読め!」と言われるのって、気持ちのいいものではないですよね笑

誰しも「コマ」よりも「指し手」になることを求めるもの。常に上から目線で「ためになる本」を無理強いされると、気持ちが本から遠ざかっていきます。ときには子どもの選択を尊重する覚悟も必要!

『子どもを本好きにする10の秘訣』はこんな人に読んでほしい

分かりやすく、次のような方は買って損しないはずです。

  • 子どもに読み聞かせをしたい親御さん
  • 子どもに本好きになってほしい親御さん
  • 子どもにアタマが良い子になってほしいと願う親御さん

子供と絵本をもっと触れ合わせたい、そうお考えのご家庭には1冊あると良きですよ^^

今回は以上です。

ほんだらのー!

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