『さかなクンの一魚一会』の感想まとめ【さかなクン版「私の履歴書」本】

悩む人

子育てするようになって、さかなクンみたいに「好き」を追求した生き方ができる子供っていいなって思うようになった。どうやったら、さかなクンみたいな子を育てられるんだろう?

「子育てするようになって、さかなクンみたいに“好き”を追求した生き方ができる子供っていいなって思う」のは、他でもない我が家です。

で、縁あってさかなクンの自叙伝を発見。早速読了したので、以下についてまとめます。

  • どんな人が書いたか(著者)
  • そもそもどんな本か(内容や要約)
  • どんな人にオススメの本か

それでは行きましょう!

目次

『一魚一会』の基本情報

著者・出版社・出版日など

タイトルさかなクンの一魚一会
副題まいにち夢中な人生!
著者さかなクン
出版社講談社
出版日2016/7/21

さかなクンのプロフィール

著者の略歴からいくつか抜粋するとこんな感じです。

  • 東京海洋大学客員准教授、東京海洋大学名誉博士
  • 2001年1月TBS系列「どうぶつ奇想天外!」に出演
  • 2010年には絶滅したと思われていたクニマスの生息確認に貢献
  • 「海洋立国推進功労者」として内閣総理大臣賞を受賞
  • 2011年農水省「お魚大使」、2012年文科省「日本ユネスコ国内委員会広報大使」などを務める

本書には、さかなクンがどうしてこんなに魚類を好きになったのか。

興味の対象、交友関係をもとに詳細に書かれていますよ。

カンガルーパパ

ちなみに、彼の魚類好きの最初のきっかけは、タコだそうですよ笑

『さかなクンの一魚一会』の感想

自分なりにこの本は以下テーマを持って読みました。

カンガルーパパ

子育てするようになって、さかなクンみたいに「好き」を追求した生き方ができる子供っていいなって思うようになった。どうやったら、さかなクンみたいな子を育てられるんだろう?

「どうすれば、自分の子供が大好きなことを見つけて、それを継続して、結果それでメシを食えるか」に興味があって。

それをこの本に期待していたんですよ。

で、一通り読んで思ったことは、「今、彼があるのは親の温かみと好きの探求があってこそ」です。

特に印象に残ったパートを引用交えつつご紹介します。

さかなクンのママがすごい

さかなクンの親がどれだけ温かいか。

もし、あなたがさかなクンのママだったら、以下に耐えられますか?笑

  • さかなクンがタコにドハマリしていたとき、夕食は毎日タコをリクエストされ1ヶ月タコ料理が続く…
  • 水族館が楽しすぎて1つ1つの水槽を見るのに1時間以上かかり、なかなか移動しない…
  • 水槽10本を畳の上に置いた結果、床が沈み、水換えの際のこぼれた水で畳が腐る…

極めつけはこのエピソードです。

  • 死んだカブトガニ(60センチ)を剥製にするために、風呂場で甲羅の中のはらわたや身を取り出して捨て、使い古した歯ブラシで甲羅の中をピカピカに磨く…
カンガルーパパ

甲羅のなかをほじくるという発想……

相当臭かったらしく、近所の人も大騒ぎしてたんですって。

ニオイの程度レベルはこんなふうに描かれていました。

家族全員を家の外に出すと、できるだけニオイが広がらないように、まずお風呂場の窓を閉め切りました。マスクを五枚重ね、ニオイが目にしみないようにゴーグルをすると、意を決してお風呂場へ入りました。

もし、我が子がカブトガニを剥製にすべく、甲羅をほじくったとして。

親として、ぼくは子どものすることを温かく見守れるだろうかと考えてしまいました。

カンガルーパパ

多分、「臭すぎて近所迷惑だ、即刻止めてカブトガニの死骸を生ゴミで捨てやがれ!」と吠えますねw

さかなクンの好きの探求がすごい

さかなクンの「魚類に関することを仕事にしたい」意欲も並並ならぬものがあります。

だって、こんだけ取り組んでるもん。

お寿司屋さんでのアルバイト

海の魚のアジを水道水で洗い怒られる(海水魚は淡水で洗うとあっという間に色と輝きがあせてしまうため)。

一方、お魚好きのお客さんとの会話はなく、魚も食用の同じ種類ばかり・・・で、チーン

水族館での実習1

水族館や水槽の掃除、エサ作り、水質調査、機械の点検などお魚以外のことでやることが多く意気消沈し、チーン

水族館での実習2

お魚ではなく、ペンギンやイルカの担当になったり、あるいは、エンジニア担当になることも…理想と現実に気付き、チーン

熱帯魚屋さんでのアルバイト

仕入れる魚の種類に限界があって、綺麗じゃない渋い魚が入荷されない。そして、自分が好きな熱帯魚を売る=別れが多く寂しすぎることに気付き、チーン

お寿司屋さんでのアルバイト2

どうしてもシャリが上手く握れず、チーン

カンガルーパパ

でも、全てにおいて「チーン」となる理由がまっとう。経験したからこそ、自分のやりたいこととのズレをちゃんと認識してますよね。

神様っているんでしょうね。

彼はあることをきっかけに生きる道を見つけてしまうんですから(正解は本書にて)。

『さかなクンの一魚一会』はこんな人に読んでほしい

ずばり、子供の「好き」を応援したい親御さんでしょう。

ちなみに、さかなクンの、小学校の文集に書かれた将来の夢は次の内容だったようです。

将来の夢は、東京水産大学の先生になることです。そして、お魚について研究したことをみんなに伝えてあげたいです。東京水産大学の先生になったら、自分の絵で、みんなのためになるお魚の図鑑を作りたいです。

我が子はどんな内容を文集に書くんでしょう、、 🙄

この本を読むと、TVで「ギョギョギョ!!」と自然と話すさかなクンからは想像つかないくらいの、本人と親の苦労が垣間見れます。

カンガルーパパ

子どもがもし、さかなクンのように、自分の生き方を追求したとき、ぼくは最大の理解者として応援し続けられるだろうか?いろいろ考えさせられた本でした。

ほんだらのー!

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